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懐石料理ダイエット

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こばやし漆器」の箸置き「つづみ」

最近始めたダイエット法が懐石料理ダイエットです。名前からイメージされるような「懐石料理を食べてダイエットする」わけではありません。そんなお金のかかる方法では長続きしません。

私のオリジナルではなく、NHKの「ためしてガッテン」のお勧め健康法を私がまたまた採用しただけです。「ダイエット」というよりは、「健康法」あるいは「老化防止法」と呼ぶ方が適切でしょう。ためしてガッテンでは確か、「箸置きダイエット」という名称で紹介していたように記憶しています。

体重が減ることは、健康現象の一つの側面に過ぎません。ですから、「ダイエット=体重を減らす」という公式で理解されるので、ダイエットという言葉はあまり好きではありません。

しかし、私が体重減少を狙って始めたわけではないにも拘わらず、懐石料理ダイエットを始めてまだ2週間ほどですが、長い間変化していなかった体重が2Kg近く減りました。食べる量、運動量等の習慣は全く変えていないのにです。

私が懐石料理ダイエットと呼んでいる方法は、食事の際、一口を食べている間、箸をテーブルに置き、ゆっくり噛みながら食べるだけです。今、口の中にある物を飲み込んでから、箸を取りあげ、次の物を口に運びます。ただそれだけです。

そうです、普通の食事中でも、まるで懐石料理の一品一品を味わうように優雅に食べるのです。だから、懐石料理ダイエットと呼ぶことにしたのです。先ほど書いたように、私がこの健康法を試してみようと思った動機は、体重を落とすことではありませんでした。

私のBMI値は、元々、20.9で、特に体重を落とす必要などない健康体重だったからです。私の動機は老化速度の抑制でした。つまり、体内の蛋白質の劣化、糖化の速度を落としたかっただけです。

糖化の速度を落とすポイントは、ズバリ、血糖値コントロールの一言です。「モデル食べ」としてすでに広く知られている「食物繊維の多い野菜サラダ等を先に食べる」なども方法の一つです。私は元々、血糖値コントロール・オタクなので、糖質の量を減らす、一回の食事には2gの粉寒天を振りかける、等は実行していました。

しかし、「ためしてガッテン」が紹介していた「箸置きダイエット」も、見た瞬間、「効果アリ!」と直感しました。番組内で紹介していた効果の裏づけは次の通りです。【2】だけが初耳でした。

【1】食事の速度が落ちるので、たとえ摂取カロリー値が同じでも、血糖値上昇が緩やかになる。ゆっくり食べるので、満腹信号が来る前に必要量以上を食べすぎてしまうことを避けられる。

【2】よく噛むことで、褐色脂肪細胞が活性化し、食後、基礎代謝が上がる。そのため、摂取カロリーは、差し引き、事実上、食べたカロリーより少なくなる。余剰カロリーが抑えられるので、その分だけ血糖値上昇も抑えられる。

【3】よく噛むので、脳内ヒスタミンが分泌され、満腹中枢が早めに刺激され、必要量以上を食べられなくなる。その結果、やはり、不必要な血糖値上昇が抑えられる。


以上3点は、健康効果の根拠ですが、懐石料理ダイエットには、他にも利点がありました。味わうことに神経が集中するので、食事が毎回、すごく美味しいのです。

従来は、噛みながら、次の食品を箸でつまみ上げることに神経を奪われ、味わう楽しみを中途半端にしていたことに気づきました。

名称は「懐石料理ダイエット」なのですが、回転寿司でも牛丼でも中華でもパスタでも焼肉でもステーキでも、どんな食事にも使えます。洋食では、噛んでいる間、フォーク、ナイフを置けばよいのです。但し、食べる速度が2~3倍ほど遅くなるので、ラーメンで使うと、麺が伸びてしまうことが気になって、あまりよくありませんでした。

私のように、せっかちな「早食い」を習慣としている方々は、食事の際、きっと「流し込む」ように、「かき込む」ように食べているのではないでしょうか。このようなタイプには、懐石料理ダイエットは特に効果が大きいはずです。

近視眼的に注目してしまいがちな「体重が減る」という現象だけではなく、あなたの食事後の血糖値上昇を抑えてくれるでしょう。つまり、あなたの体内の蛋白質の劣化(つまり糖化)速度を遅らせ、肌の老化、動脈硬化、骨粗鬆症等、あらゆる老化現象を遅らせてくれるはずです。

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by robocop307 | 2012-06-10 22:31 | メルマガ過去ログ  

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