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鳩山首相を尊敬します

鳩山首相が普天間問題で、「国外、最低でも県外」を目指した姿勢に対しては、私は深い敬意を払っています。その点では偉大な政治家だと尊敬しています。長年、不当で過重な負荷を背負わされてきた沖縄県民の皆様の痛みに共感し、現状に改善を加えようとした点では、本当にりっぱな政治家だと思います。

残念!ただ、彼には用心深さが足りないのだと思います。私のような心配性ではないのだと思います。例えば、私は人に物事を約束する際、その約束を守れそうな確度が98%程度でも、決して約束はしません。

つまり、たとえ「5月末までに完了できる確率が98%程度の仕事」でも、私は、そのことを単なる「見通し」としてしか相手に伝えません。決して約束はしません。わざわざ、「確約はできませんが」と言い添えたりするほどです。残りの2%の確率で、「あの人の言うことは当てにならない」という評価を下されることが恐いからです。

私は、自分が実行できる確度が300%程度のことしか、人に約束しません。だから、私が約束したことは、必ず私の言葉通りにそのまま実行されます。そのため、おかげさまで、私の発言に関しては、信用格付け会社からトリプルAをいただいております。(冗談です。)

鳩山首相も、私のように、自分の発言に対してもっと臆病者だったら、もっと用心深かったら、次のように発言していたでしょう。「厳しい状況なので、実行できるとはとても確約はできませんが、少なくとも努力目標としては、国外、最低でも県外を目指します。」と。「確約はできませんが」の一言の逃げ道を用意するだけで、現在のような混乱、批判は避けられたように思います。

鳩山首相に用心深さが欠けている理由を憶測します。恐らく、今まで社会で痛い目にあったり、鍛えられたり、揉まれたりなどの経験が不足しているのだと思います。人は無責任な言動を周囲から叩かれて痛い目に会うから、再度、そんなことにならないよう、身が引き締まります。脇も締まります。

きっと、彼は、ボンボン育ちで、いい加減な発言をしても、周囲に向かって「あとは、よきに計らえ」と言っていれば、全て周囲が尻拭いしてきてくれたのでしょう。本人自身が自分の発言に関して、ギチギチと責任を追及されたり、痛い目に会ったりの経験がないのでしょう。だから、庶民ならみんな持っているはずの「また、痛い目に会わないようにしよう」という引き締まった用心深さが欠けているのでしょう。

彼のぶら下がり会見での泳いだ目つきを見ていると、それまでの彼の甘い人生を感じ取ります。その場、その場で「いい人」でいたいだけの薄っぺらな八方美人。理想と現実の区別がつかない空想家。連立政権を離脱した福島社民党党首のキリリとした毅然さの微塵も感じられません。
(蛇足ですが、沖縄の負担軽減を目指している点を除いては、社民党の主義主張には殆ど全面的に反対です。ただ、福島さんの政治家としての資質は尊敬しています。政権離脱は参院選の票を計算してのパフォーマンスとは思いません。自分の言葉の筋を通しただけで、政治家に求められる基本的資質を発揮しただけでしょう。)

毎日、彼の表情を見ていると、締まっているどころか、脇も甘く、モワーッと緩みきったオーラを感じるのは私だけでしょうか。「日本」というジャンボ・ジェット機を操縦している小学生を誰かが一刻も早くコックピットからつまみ出して欲しいと願う毎日です。

by robocop307 | 2010-05-31 22:22 | 意見表明  

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