日本式略奪？

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被災をなんとか免れた地域の私たちは、不便、不足を分かち合いましょう。物資の不足や計画停電での不便に対し、声高に不満を言うことは控えましょう。被災地の方々の悲惨な状況に比べれば、一時的な停電やコンビニ、スーパーなどでの物不足など、全く取るに足らないことです。

被災を免れた地域の私たちが自分の周囲の不便を受け入れることは、間接的に被災地の人々の苦痛を分かち合い、支援することにもなるでしょう。支援は直接的な義援金やボランティア活動だけではないのです。

逆に、被災を免れた地域の私たちが「買い占め」「買い貯め」などに走ることは、日本式略奪ではないでしょうか？海外からせっかく「日本の被災地では略奪がない！」と賞賛、驚嘆されているのに、実は、「日本式の略奪はあった！」などと言われかねません。

被災しなかった恵まれている私たちが自分たちの生活を守るためだけに「買い占め」「買い貯め」に奔走すればするほど、間接的にジワジワと被災地の物資不足、ガソリン不足を促進するでしょう。

つまり、「買い占め」「買い貯め」は被災地の人たちの物資、ガソリンを間接的に奪っていることになるわけです。騒ぎ立てず、平常時の生活レベルを当分の間、落とす覚悟で、冷静に不便、物不足を受け入れましょう。

「与える」という支援も重要ですが、「奪わない」という支援も同様に重要だと思います。