人気ブログランキング | 話題のタグを見る

惨敗

【 メルマガ申込みは → こちら 】 
【 藤沢晃治のサイトは → こちら

先日、横浜である企業様向けに1日研修を行わせていただきました。アンケートでの総合満足度は、4.86でした。5段階評価での平均値です。

私の基準では、平均値が4.5以上の場合は合格、4.5未満の場合は不合格としています。従って、その横浜での研修は幸い「合格」でした。

しかも、なかなか平均値が4.5を超えることがむずかしい「楽しさ」という設問項目でも、平均値が4.77であり、まずまずの出来でした。

ところが、先週、大阪で行わせていただいた1日研修では惨敗でした。職業柄、研修途中の雰囲気から微妙に肌で感じ取っていました。実際、アンケート結果は予想通りの惨敗でした。帰りの新幹線の中では、惨敗感で落ち込んでいました。帰宅してから集計したら、やはり総合満足度の平均値は「不合格」の4.35でした。

不思議なのは、同じ研修パッケージが他企業様で4.5以上の合格だったことが多く、なぜ、その大阪での研修が惨敗であったのか思い当たりませんでした。同じパッケージの総合評価が4.5以上だった経験には大阪実施での研修も多く含まれています。それだけに、先週の失敗は土地柄が原因ではないので不思議でした。

しかし、研修時間帯に応じて、毎回、微妙に講義部分の使用スライドを変えるのですが、それが原因であることが分かりました。研修開始の冒頭では、キャッチ(掴み)が重要であるにも拘らず、盛り上がらない退屈な内容を配置していたのです。

つまり、冒頭の一部、淡々と詰まらない大学の講義のようになってしまっていたのです。改善のヒントを与えてくれた貴重な失敗経験でした。研修講師の一番大切な仕事は、テレビ番組のMCのように、やはり、場を盛り上げることに尽きるようです。

落ち込んでいた帰路の新幹線の中で、ある英語表現を思い出していました。20代の頃、私の仕事のミスに対して上司の英国人から言われた言葉です。

"Let this be your lesson!" (今回の失敗を君の教訓としなさい!)

若いときの記憶力は鮮烈なものですね。

by robocop307 | 2011-04-18 22:34  

<< クレーン車暴走で児童6人死亡 東電だけを責められない >>