アメリカ人民共和国

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中東の独裁国家が民主化のうねりで次々と倒壊していきました。中国でもネットでの民主化の動きを政府が神経質に取り締まっています。

従来、こうした民主化の動きを、欧米の民主主義国家に近い国家が誕生するような感覚で見ていました。民主化と言えば、そのリーダーは米国でした。

しかし、その民主化を達成し終え、民主化の親分のような国、米国で庶民の不満が大きなうねりになっていることは皮肉です。中東のドミノ倒しのような民主化の嵐を対岸の火事のように思っていた米国政府は不安でしょう。

また、いつも人権問題等「民主化の遅れ」で欧米諸国から責められていた中国は、米国民の怒りのうねりに、本音では「いい気味」と感じていないでしょうか。

米国の９９％の民の貧富の差に対する怒りが爆発し、中東のような騒ぎになれば、アメリカ人民共和国のような社会主義の国に変貌するのでしょうか。歴史は振り子のように繰り返すのでしょうか。