羽生さんとチェス
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将棋の羽生さんが、昨日、チェスの親善試合でフランス・チャンピオンと引き分けたようですね。将棋の森内俊之名人と羽生さんの二人と仏チャンピオンが同時に戦う同時対局でした。
同時対局でしたから、全くの対等な対局条件で羽生さんが引き分けたわけではありません。つまり、仏チャンピオンには、通常の公式ゲームに傾ける集中力の半分の集中力でしか戦えない、というハンディがあったわけです。
しかし、チェスの国際公式レイティングで羽生さんと仏チャンピオンとでは300点以上の大きな開きがあるので、同時対局とは言え、ドロー(引き分け)は羽生さんの大金星でしょう。
◆羽生さんのレイティング
◆仏チャンピオンのレイティング
今、駒を並べて、そのドローの対局の内容を追ってみたのですが、羽生さんは敵のクィーンを取ったのですね!通常なら勝てたゲームをドローにしてしまったと考えれば実に惜しかったとも言えます。
クィーンを取られながらもドローに持ち込んだのが仏チャンピオンの力なのでしょう。いずれにしろ、東西の天才どうしの死闘でした。
ちなみに、チェスでは、森内俊之名人に勝った仏チャンピオンも、前日、将棋では、森内俊之名人(飛車落ち)と戦い、負けています。素晴らしい文化交流ですね。
読売オンライン
by robocop307 | 2011-10-30 23:38 | チェス