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マイナス思考脱出法

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「ためしてガッテン」のサイト

NHKの『ためしてガッテン』は毎週自動予約録画しています。今回分の放送の中で、是非、皆様に速報すべきことがあったので報告致します。マイナス思考に悩まされている皆様には朗報かと思います。

もし、オリンピックにマイナス思考を競う競技があれば、私は数十年前なら、確実に金メダルを獲れたほどでした。しかし、現在では逆にプラス思考の度が過ぎて、躁(そう)病に近いかもしれないほどです。ですから、今回の『ためしてガッテン』速報は、私のためではなく、あくまで、現在も悩んでいるマイナス思考の現役選手の方々向けです。

番組内の「前振り」は全て飛ばし、ポイントだけを書きます。例えば、「私って、どうしていつも本音が言えず、『いい人』を演じてしまうんだろう。だから、結局、いつも人に利用されるばっかりなんだわ。ウソの作り笑顔を振りまいてるだけで、私の本音の人生って暗い!」と落ち込んだとします。

こんな気分からの脱出法を番組が紹介していました。次のように思うのだそうです。

「私って、どうしていつも本音が言えず、『いい人』を演じてしまうんだろう。だから、結局、いつも人に利用されるばっかりなんだわ。ウソの作り笑顔を振りまいてるだけで、私の本音の人生って暗い、と思った」と。

つまり、最後に「と思った」を付加することで、自分の思考法に客観性を取り戻すのです。この「と思った」が無いと、自分が「ただ考えていること」を事実と混同してしまうのだそうです。事実と決め付けてしまうのです。つまり、客観性を失っているその状態がマイナス思考なのです。

客観的に見た真実は、「そうかもしれないし、あるいは、そうでないかもしれない」はずです。しかし、マイナス思考に捕われやすい人は、自分の考えたことを事実と混同するのです。そこで、最後に「と思った」を付加することで、その「思い」が単なる自分の脳内の現象に過ぎない、という客観的視点を取り戻せる、というわけです。

私は、番組のお勧めに対し、もう少しアレンジすることをお勧めします。もう一言付け加えて、次のように思うのはいかがでしょうか。

「私って、どうしていつも本音が言えず、『いい人』を演じてしまうんだろう。だから、結局、いつも人に利用されるばっかりなんだわ。ウソの作り笑顔を振りまいてるだけで、私の本音の人生って暗い、今日は思った」と。

今日は」を付加することで、自分のマイナス思考が一時的現象に過ぎず、「明日は、そうは思わないかもしれない」というニュアンスも加わると思います。愚かな近視眼から目覚め、「明日は明日の風が吹く」というおおらかな世界に飛び出せるキッカケにもならないでしょうか。

番組では、他にも面白い瞑想法を紹介していました。目を閉じて、小川の水面を木の葉がサラサラと流れる光景を思い浮べるのだそうです。そして、心に浮かんでいるマイナス思考の内容をその木の葉の上に置き、その木の葉が流れ去ってしまう様子をイメージするのだそうです。

さきほどの例で説明すれば、「作り笑顔で『いい子』を演じている不幸な自分」を小川を流れる木の葉の上に乗せて、どこかに流してしまうのです。そうです、人生の達人の心境はケセラセラだと思います。何事にも捕われず、どんな考えが浮かんでも「それはそれ」で、ケセラセラと流してしまいましょう。

私は現在、マイナス思考の現役プレイヤーではありませんが、元一流選手の経験から、番組が推奨していた方法は、かなり有効だと思えました。軽症のウツなどにも有効かと思います。

by robocop307 | 2012-01-14 22:51 | テレビ、映画評論  

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