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「苦戦しています」

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講談社・ブルーバックスの編集者から「苦戦しています」とのメールがありました。著者に対する要望事項を先週末までに、まとめていただく段取りでしたが、間に合わなかったとのことです。今週末まで待って欲しいとのことでした。

「苦戦しています」とは、私の原稿の瓦礫(がれき)状態が、よほどひどいということなのでしょう。書きっぱなしで未整理なひどい原稿という自覚が著者本人の私にもありますから、申しわけないです。

ただ、編集者の整理作業を終えている第2章までの要望事項だけを部分的に先にいただきました。ブルーバックスの第6弾として商品化するために、編集者からいただいた要望事項のほんの一部を以下に記します。私のワード原稿の中に赤字で記入されていました。

★ここは、今ひとつ読者の共感が得られないと思います。
 もう一工夫お願いします。

★この例もちょっと違和感があります。もう一工夫お願いします。

★ここは、例としては説得力が弱いです。他の事例を
 書けませんか?

★この主張はここでは不適切です。XX頁に移動しては?

★以下のような漠然とした話ではなく、実際のやり取りを
 再現してください。

★読者が納得できる科学的裏づけも付記してください。


などなどの要望が20個ほどありました。トホホ・・・

この要望を送ってこられた編集者は、私の第1作目『「分かりやすい表現」の技術』のときからの担当です。

著者の私がピッチャーなら彼はキャッチャーです。ときどき、私が投げたい球筋とは別の球筋を投げるようにサインで指示してきます。

彼の指示通りに投げると強打者を打ち取れる(ベストセラーになる)ことが多いので、多少の疑問、不満があっても、キャッチャーの指示に渋々従います。

出版も野球同様、著者と編集者とのバッテリーの連携が重要のようです。

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by robocop307 | 2012-02-13 17:27 | 執筆活動  

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