人気ブログランキング | 話題のタグを見る

『戦火の馬』

【 メールは → こちら
【メルマガ申込みは → こちら 】 
【 藤沢晃治の公式サイトは → こちら

ここ2週間、必死で取り組んできた原稿を編集者に戻した解放感から、スピルバーグの『戦火の馬』を見てきました。

スピルバーグの名前に引かれて見に行ったのですが、スピルバーグの名前は、やはり裏切りませんね~。

ここ4、5年の間に見た映画の中で一番良かったような気がします。『猿の惑星・創世記』の方が娯楽性では上でしたが、今日の『戦火の馬』の方が恐らく名作でしょう。同じスピルバーグの『スーパー8』よりはるかに秀作でした。

いろいろ考えさせられました。中心テーマではないのですが、戦争に対する痛烈な批判、皮肉も表現されていました。戦場で英国兵とドイツ兵の二人が個人的に協力して、鉄条網に絡まった馬を助けるシーンでした。

戦争は愚かしいのかもしれませんが、一方、逆に、自国の平和、自由を守るためには、命がけで闘わなければならないときもあるのだろう、と少し平和ボケからも目覚めさせてもらえました。自由と安全も必死に勝ち取るもので、ぼんやりしていると、いつの間にか奪い取られるものなのでしょう。

日本の現在の自由と安全は「負けて」与えられたものなので、日本人には「命がけで自国の自由と安全を勝ち取る」という精神が希薄になっているのかもしれません。

日本に徴兵制がないことを知った韓国人の若い女性が「じゃあ、日本では誰が国を守るの?」と素朴に質問していた様子が先日、テレビで紹介されていました。そのことを思い出しました。若い日本人があまり発想しないことです。若い人に限らず、日本人は総じて平和ボケなのでしょうね~。

長年、日本に住んでいると、やはり、「空気と水と安全と自由はタダ」のような平和ボケになりますね。映画での戦争シーンは普通、第二次世界大戦に見慣れているので、第一次世界大戦のシーンは、その意味でもかなり新鮮でした。

最近、トゲトゲしっぱなしの心がすっかり洗われました。不覚にも数回、ウルウルしてしまいました。特に動物好きな人は強い共感を覚える映画だと思います。皆さんが飼っているペットと主人公の馬「ジョーイ」が重なって見えると思います。

娯楽作品というよりは、芸術作品という感じでした。もちろん、お勧めできます。

by robocop307 | 2012-03-02 18:18 | テレビ、映画評論  

<< 青い熊 やっと、今、発送しました >>