羽生さん、チェスについて語る
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【以下の記事は全てCheck Mate Loungeの公式サイトからの引用です。】
将棋の羽生善治さんがラジオ番組でチェスの日本チャンピオン・小島慎也さんと対談したようです。
その中で羽生さんがチェスと将棋の違いに関して下記(青字部分)のような発言をしていました。非常に興味深いです。
◆将棋は日本の伝統芸能で、チェスは国際的な頭脳スポーツ。
◆チェスでは相手キングを詰むことを目指さない。このことに気づいたのはチェスを指し始めてから10年以上経ってからで、けっこう衝撃的でした。
◆「そうだったんだ!この人達(チェス・プレイヤー)は、王様を詰むことは全然考えてないんだ!」と気づいたときは、目からウロコでした。意外な発見でした。
◆チェスは終盤に対するイマジネーションを必要とする。終盤をイメージする力がないと勝てない。
◆一方、将棋はスピードレースなので、終盤ではキッチリ正確に読んで計算することが求められる世界。
◆ゲーム展開に関し、将棋は最初おだやかで、終盤に激しくなる。チェスでは逆に最初は激しいが終盤、静かになる。
◆全日本チャンピオンの小島慎也さんと初めてチェスで対戦したのは、慶応の日吉キャンパス内の学生食堂でした。食堂の片隅での非公式戦だったので、慶応チェス・クラブの関係者以外、周囲の人は誰も私に気づいていませんでした。
◆ですから、食堂の閉店時間が来たときは学食のオバサンに「もう閉めますから早く片付けてください」と追い出されました。(爆笑)
大昔ですが、私(藤沢晃治)も日吉の校舎に通っていたので、個人的には日吉の学食の話は目に浮かぶようでした。ラジオ出演の内容は、こちらで聞けます。
Check Mate Loungeのサイトでは、羽生さんがグランドマスター(チェスの名人位)に勝ったときのゲームも紹介しています。グランドマスターが白で、羽生さんが黒です。
ゲームの自動再生は、こちらです。(羽生さんは画面上の赤い駒側です。)最後にグランドマスター側のキングが羽生さんに白旗を振る(投了)ところがカワイイです。
グランドマスターの投了の後、勝った羽生さん側の赤い駒たちが、いっせいに「ワーイ、ワーイ、勝った、勝った!」とばかりにジャンプするのもカワイイです。
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by robocop307 | 2012-04-17 13:03 | チェス