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子供と大人の境界

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よく、日常会話の中で「あの人は子供だ」とか「さすが大人ですね~」などとの表現が使われます。

しかし、両者の表現が共に20歳以上の成人に対して使用される場合、「子供」と「大人」の定義は何なのでしょう。境界線はどこにあるのでしょう。

感情を抑えられない人が子供で、抑えられる人が大人、という日本的な線引きもよく聞きます。この基準では、間違いなく私は小学校4年生レベルでしょう。

ところで、他にもよく言われる線引きの基準があります。写真の書籍のタイトルが示すように、「経済的に自立しているかどうか」という単純な基準です。例えば、35歳の人が病気でもないのに、親の年金で親に食べさせてもらっているとしたら、その人は「子供」と言うわけです。

この定義で考えると、一つ合点がいくことがあります。以前、私はある「残念なイベント」に参加したことがあります。「VIP席」という最高額のチケットを購入しての参加でした。

しかし、その運営は大人の常識からは、惨憺たるものでした。その理由が分かりました。主催者の一人がいわゆる、先ほどの定義で言う「子供」だったのです。

世間で揉まれた経験のない子供だったのです。食べるために人に頭を下げた経験のない子供が、来場者である大人のお客様達を「もてなす」ことなどできるはずがありません。

子供なら「もてなす」や「人に頭を下げる」などという概念自体を持たないはずです。その主催者は、そのイベントのテーマである、ある技能の達人であっても、社会に関しては全くのド素人だったのです。

主催者とは裏方でお客様の動向をうかがい、お客様にご満足いただけるよう心配りするのが大人のビジネスの常識です。子供にそんな芸当ができるはずがありません。写真の本のタイトルを見て、突然、合点がいきました。

by robocop307 | 2012-06-27 08:49 | つぶやき  

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