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ちょっと恥ずかしい

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率直に言って、新党の名称「国民の生活が第一」は、ちょっと恥ずかしいです。私には、「頑張ろう!」みたいな幼稚な党名に聞こえるからです。

民主国家の日本では、今どき、どの政党も目的は「国民の生活が第一」のはずです。消費税増税を固く決意している野田総理でも、目的は同じでしょう。自民党も同じでしょう。

その同じ目的を達成するための、各党それぞれの具体的な「手段」を知りたいのです。ですから、「頑張ろう!」みたいな抽象的な党名だと、他党との差別化ができず、「どう頑張るのか」が見えてこないのです。

ところで、民主党がマニフェスト違反だった点では、ガソリンの暫定税率廃止を撤回した幹事長時代の小沢さんが先頭を切っていたのでは?とは言っても、小沢一郎さんに一度、総理をさせてみたい気持ちはあります。その辣腕を発揮してみて欲しい気持ちはあります。だから、選挙では、この新党に一票を投じるかもしれません。

小沢一郎氏の唯一の弱点は、昔の選挙戦略から学んだせいか、有権者の知的水準を低く見積もりすぎる点だと思います。新党のこの党名が有権者の共感を得るだろうとのおめでたい読みをしていることも、小沢さんのこの弱点を裏付けていると思います。

他にも、小沢さんは、かつて、政治理念などとは無縁な国民的人気のスポーツ選手を民主党から立候補させ、大量得票を狙ったことがありますが、これも同じです。「連中の投票行動はその程度さ」と国民を愚民視していることを裏付けています。

30年前なら、「増税反対」、「原発反対」という分かりやすいスローガンは、小沢さんが内心では小バカにしている一般市民が迷わず熱烈に支持していたでしょう。

しかし、小沢さん本人は別にしても、今回の新党立党の動きは、本質的には取り巻き議員達の「自分たちの再当選が第一」という動機だということは国民はとっくに見透かしています。小沢さん、国民もそれほど単純ではないことに早めに気づいてください!

国民を本音では愚民視しているという弱点をもし、小沢さんに卒業していただければ、名称は別として、新党には期待します。政権交代では騙されましたが、もう一回、騙されてもいいような気がします。

聞き覚えのある同じシナリオですが、増税の前に、硬直した官僚主導政治を破壊して、無駄な経費を大幅に削減できるなら、是非、やって欲しいです。

by robocop307 | 2012-07-12 09:05 | つぶやき

 

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