ヘボ・チェス
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恥をしのいで私のチェスのヘボぶりを紹介します。でも、チェスを知っている人にしか私の弱さは分からないはずですから安心でしょう。例えば、チェスを覚えたての小学生並に弱いのです。
ノンアルコール生活を始めて半年近くが経過していますが、実は体に「ある変化」が起こっています。当然かもしれませんが、頭が常時、ハッキリしてきました。
もちろん、飲んでいる時とシラフの時との比較ではありません。何十年間も浴びるように飲んでいたアルコール生活でしたが、その期間でのシラフの時と、アルコールを完全に断った現在のシラフの時との比較です。
頭がハッキリしてきただけではなく、従来、絶対に勝てなかったチェス・コンピューターのレベルに徐々に勝てるようになってきたのです。
今晩も勝ち、しかも、稀に見るほど少ない手数のゲームだったので、その棋譜を以下に紹介します。コンピューターがご乱心になっただけで、私が強くなったことの証拠には全くなっていませんけれど。
◇白:藤沢晃治
◆黒:コンピューター
1.Nf3 Nf6
2.d4 e6
3.Nc3 Bb4
4.Qd3 d5
5.Bg5 c5
5.dxc5 0-0
6.0-0-0 Na6
7.Ne4 Bd7
8.Nxf6+ gxf6
9.Bh6 Re8
10.Ne5 Bd2+
11.Rxd2 fxe5
12.Qg3+ Qg5
13.Qxg5+ Kh8
14.Qg7 checkmate
黒(コンピューター)の10手目のBd2+は、コンピューターが自分の負けを読み切っているので、負け(詰み)を1手でも先に延ばすことだけが目的の悪あがき、自暴自棄の手です。黒が人間ならBd2+の代わりに投了していたでしょう。
私(白)がヘボな弱い手を指しているところへ、コンピューター(黒)がさらに弱い手を指して勝手に自爆している、といったゲームでした。
しかし、このゲームに限っては全くマヌケに見えるコンピューターですが、普段、私には全く歯が立たなかったレベルなだけに、私には驚きのゲームでした。
喩えるなら、コンピューターのこのレベルが力士の白鵬で、私は、白鵬のスネにまとわりつく小学生の相撲ファン、といった感覚でした。私が何をしても白鵬はビクともしない感覚でした。その白鵬が倒れたので驚いたのです。
私だけではなく、コンピューター側にも多くの変な手があったように思います。素人の私には判断がつきませんが、黒(コンピューター)の6手目のNa6と7手目のBd7がとりわけヘボな弱い手ではなかったでしょうか。
私は定跡の知識がほとんど皆無なので、チェスを知っている人から見れば、コンピューターだけではなく、私の指し方もヘボな初心者の典型なのでしょうね。
さきほど私がやっと勝ったコンピューター・レベルは、最強レベルが1手指すのに使う考慮時間の15%の時間で指すレベルです。私の現在のレベルから最強レベルまでの距離が、いかにとてつもなく大きいか、ということです。
チェス・コンピューターの同一レベルに二度勝ったら、そのレベルに対する私の勝率がたとえどんなに低くても、より高い次のレベルに挑戦することにしています。
明日からまたレベル・アップして挑戦です。次のレベルは最強レベルが使う時間の20%の時間で指すレベルです。
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by robocop307 | 2012-10-23 21:06 | チェス