英語の発音が惜しい!
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フジテレビ、日曜夜9時のドラマ『TOKYOエアポート』はなかなか面白いです。通常、フォーカスが当たることが少ない航空管制官の仕事内容が非常に興味深いからです。
ただ、タレントさん達のぎこちない英語の発音が聞いていて少々、恥ずかしく、残念です。ドラマ内容の品質がそこそこ高いだけに、余計惜しまれます。恐らく、英語の素人には「カッコイイ」風に聞こえているのでしょうけれど。
タレントさん達が英語の発音の集中特訓を受けたことが予想されます。しかし、やはり、付焼刃の「素人騙し」の印象をぬぐえません。カッコつけてはいますが、現場では通用しないタイプのカタカナ英語です。タレントさんご本人達も「様になっている」と思っているらしいところが、余計に恥ずかしいです。
キツイ言い方をしていますが、タレントさん達には全く責任がありません。OKを出している発音指導の方の甘い基準に責任があると思います。
管制官に必要なのは必ずしもネイティヴのような発音ではなく、パイロットと誤解なく意思疎通できるクリアな発音であることは、もちろん、百も承知しています。しかし、この「誤解なく」という観点から見ても、現在、放映されているレベルの発音には難があります。
フランス人がフランス語訛の英語を、ロシア人がロシア語訛の英語を、日本人が日本語訛の英語を話すことは当然のことで全く問題ありません。愚かしい「ネイティヴの発音崇拝主義」より、はるかに健全な状態です。
ですから、このドラマのタレントさん達が日本語訛のカタカナ英語を話していることを問題視しているわけではありません。そうではなく、誤解なく意思疎通できるレベルの発音になっていないことがドラマの設定上、不自然に感じるのです。
とにかく、せっかくの緊迫したシーンも、ちょっと失礼ですが、私にはリアリティに欠ける学芸会風に聞こえてしまいます。しかし、こんな憎まれ口を叩いていますが、素人っぽい英語の発音にさえ目を閉じれば、ドラマの品質は非常に高く、お勧めの番組です。
発音に多少の難はあるものの、あれだけ長い英語のセリフを完全暗記してスピーディーに発声しているタレントさんたちは凄いです。壮絶なご努力、高い能力には深い敬意を払っています。私だったら、あんなに長い英語のセリフは絶対に覚えられませんから。
英語の発音だけに関しては、私なら、1回30分、週1回、3ヶ月の時間をもらえれば、タレントさん全員を帰国子女レベルの発音に仕上げる自信があります。しかし、一つの番組制作のために、そんな時間的、予算的余裕があるはずないですよね。
テレビ局の皆さん、今後、タレントさんの英語発音の指導が必要なときは、是非、私に一声かけてください!脳の聴覚メカニズムや日本人の発想などを全く知らない青い目のネイティヴに指導を仰ぐより、はるかに効果的ですよ!
ただ、私の個人レッスン料は相当高額です。でも、発音矯正に限定しての話ですが、3年位海外留学したのと同じ効果を3ヶ月程度で得られるのですから、考えようによっては安いかもです。
テレビ局でなくても、芸能人、政治家の方など有名人個人の方で、極秘裏に短時間で帰国子女並の英語発音力を身に付けたい方は、是非、私にご連絡ください!秘密は厳守します。
by robocop307 | 2012-11-05 20:53 | テレビ、映画評論