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それ見たことか!

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震災復旧を助けた米国人が東電を訴えたようですね。私としては、それ見たことか!と言いたいです。

私は常々、危険な情報を公開することを避けたがる行政など、当事者側の日本的判断、日本文化を批判してきました。ここにも書きました。

「人々を不安にしてパニックを起こすと悪いから」という理由で、危険に関する情報を隠蔽したがる、あるいは危険を小さめに発表したがる日本的発想。

判断力のない子供を「不安にさせないように」という親心なら世界標準の発想です。しかし、市民は子供ではなく、一人一人が「知る権利」と判断力を持つ自立した大人の集団です。

市民を子供扱いするのが日本の文化的土壌なのでしょう。この文化土壌は、自己責任意識が希薄な私たち市民一人一人の側にも問題があるのかもしれません。

危険を隠すということは、自己責任で危険から自衛する機会を市民から奪うということです。ですから、当然、その結果、実害が起こった場合、情報隠蔽した側は自動的にその実害に対する損害賠償責任を負う、と私は常々、主張してきました。

世界の非常識が横行する小さな島国の甘い発想が、グローバル・スタンダードの外国人に厳しく損害賠償請求されているわけです。これも日本人の目を覚まさせる新しい黒船の一つの形なのかもしれません。

微細な議論をすれば、今後、訴えた側の米国人の事実誤認が明らかになったりするかもしれません。あるいは、東電が意図的に情報隠蔽した事実はなかった、などが明らかになったりするかもしれません。

しかし、そんな微細な点に注目するのではなく、今回の訴訟から、日本人には、もっと大きな絵、全体の構図(the whole picture)を見て欲しいと思います。「人々を不安にさせない」ということをいつも優先させる伝統的な日本的発想が世界の非常識であることに目覚めて欲しいと思うのです。

危険を知らせることで人々を混乱させるデメリットよりも、人々が危険を適切に回避できるメリットの方が上回ることも多いことを学んで欲しいと思います。

またも米国人による今回の黒船の再来を日本人は良き教訓とすべきでしょう。危険情報を隠蔽する者は、上述した後者のメリットを潰す者であり、当然、自動的に損害賠償責任を負うことを強く自覚して欲しいと思います。

今後、危険情報を隠蔽したい人は、損害賠償責任を負う覚悟の上でそう決断して欲しいものです。

by robocop307 | 2012-12-30 17:49 | 意見表明  

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