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また悪玉単純化

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脳のメカニズムにより、情報が人々の間に広く伝わるには、ある程度の「単純化」が起こることは止むを得ません。

しかし、場合によって、その単純化の作用により、「正しい情報」が「誤った情報」に転化して広まることは日常茶飯事です。このような場合の単純化を私は「悪玉単純化」と呼んでいます。

一例を挙げれば、広く信じられている「夏の熱中症予防には、水分だけではなく塩分も!」という考え方です。

この方針を一般人が採用することは危険な間違いであることを私の著作でも詳しく紹介しました。NHKの「ためしてガッテン」でも警鐘を鳴らしていました。

最近、日本糖尿病学会が発表した「極端な糖質制限食は推奨しない」というニュースも、「悪玉単純化」の作用によって、「誤った情報」に転化しつつあります。

その作用とは、報道や人々の口伝て(くちづて)の間に「極端な」という重要情報が脱落してしまうことです。つまり、不正確な伝言ゲーム現象が起こるのです。

その結果、糖尿病学会が発表している科学的真実とは異なる「誤った情報」が広く伝播してしまいます。人々が楽に伝えやすい表現に転化してしまうからです。

こうしたコミュニケーション上の現象を大局的に理解している人は少数派です。ですから、誤った情報をそのまま鵜呑みにして損をする人が大勢でてしまうことは、本当に気の毒です。

長年、英語を勉強しているのに、なかなか納得がいくような成果が上がらない人々。一生懸命、色々なダイエットの努力をしているのに、やっぱり、なかなか納得がいくような成果が上がらない人々。

つまり、甘いテレビCMの言葉に乗せられて、効果のない商品に多額の無駄な投資をしてしまう人々です。みんな同じような人種です。世間で行き交う情報の中の「真実」と「誤り」を見分ける能力が不足している人たちです。

いつも「上から目線」ですみません。m(__)m (^^ゞ

by robocop307 | 2013-03-20 09:05 | 警鐘  

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