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米国人と日本人は、そっくり

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米国人は「核の拡散はよくない」ということは理解しています。

「早い者勝ち」だったドサクサに紛れて、既に核保有国になってしまった一部の国々は、もはや仕方ないでしょう。しかし、ご存じのように、世界には、とんでもない「ならず者国家」もあるわけです。

ですから、「どの国家でも核を持つことは正当な自衛の権利である」などとは米国人も考えません。世界中の国家が自由に核を持ったら、世界秩序が目茶苦茶になることを米国人も理解できるわけです。

その同じ米国人の一部が、米国内での銃保持に対し、奪ってはならない「市民の正当な自衛の権利」と主張するわけです。

米国人は「核拡散は、国際秩序を崩壊させるので危険」と考え、一方で「国内の銃拡散は、個人の正当な自衛権の行使」と考えるわけです。私には、ダブル・スタンダードのように思えます。

そのような米国人は、「銃自体が悪いのではなく、銃を悪用する犯罪者が悪いだけ」と銃規制に反対します。しかし、「核自体が悪いのではなく、核を悪用する国家が悪いだけ。だから、各国の核保有による自衛権を禁止するべきではない」などとは主張しません。

一方、このように私たち日本人には、銃規制に反対する米国人のメンタリティを全く理解、共感できません。しかし、発想を切り換え、相手の視点で物を考えてみることは相互理解の上で重要です。

銃規制に反対する米国人の心理を想像してみましょう。もし、日本で包丁を使った殺人事件が多発したとしましょう。

そこで、包丁を買う場合、住民票の提出と免許書などの身分証明書の提示を必要とするように法改正しようとの動きが起こったとしましょう。その包丁規制法では、包丁を買う場合、さらに過去に犯罪歴がないことを証明する警察署発行の証明書の提出も必要だとしましょう。

あなたは、そんな法改正に賛成ですか?「包丁自体が危険なのではなく、包丁で殺人を犯す犯罪者が悪いだけ」などと考えませんか?こんな風に考えてみると、銃規制に反対する米国人の心理が少しは想像できるかもしれません。

「銃規制に反対する米国人の発想を全く理解できない」のレベルで思考停止するのではなく、もう一歩進めて、このように相手の視点を想像してみる努力も大切なことです。

そうしなければ、「井の中」で培ってきた自分の常識という「小さな世界」から一歩も抜け出ることなく、一生を終えてしまうような気がします。

それでは、たまたま自分が所属しているある一個の文化に飲み込まれて生きているだけにならないでしょうか。つまり、文化を超越して主体的に自由に思考する「自分」というものがなかった人生で終わるような気がします。

そのような人生では、「自分の考え」と思っていることは、実は全て「文化が自分をそう考えさせているだけ」という現象かと思います。いわゆる、文化にマインドコントロールされたまま一生を終えるような気がします。

一卵性双生児の赤ちゃんの一人であるA君を米国で育て、B君を日本で育ててみましょう。大人になったA君は、高い確率で、市民の自衛権である銃保持の自由は当然の権利だと考えるでしょう。

一方、同じく大人になったB君は、高い確率で、市民の銃保持の自由なんてクレイジーだと考えるでしょう。A君もB君も同じ「脳」の特質を持つはずなのにです。これが、文化が人の思想を支配するということです。

結局、「銃規制に反対する米国人」も、「そのことをとても理解できないと呆れている日本人」も、私の目には、両者は全く同じに見えます。

どちらも、自国の文化背景にマインドコントロールされているだけだからです。両国民とも、視点を変えたり、主体的に自由に考える力が不足している平凡で素朴な人々に見えるからです。

つまり、たまたま与えられている視点からの視界、発想、考え方を唯一絶対的に正しいと信じ込んでいる人々です。他にも別の考え方があるかもしれないなど、普段の常識を疑ってみるような柔軟な発想が乏しい無邪気な人々です。

「何様?」とご質問ですか? 「偏屈王の藤沢晃治様です」 (^^ゞ

by robocop307 | 2013-04-20 09:15 | 意見表明  

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