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説明時の落し穴

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説明下手な人だけではなく、説明がかなり巧い人でも犯し勝ちなミス、落し穴があります。

それは、省略過剰、つまり、舌足らずな説明です。このミスは、説明者が説明対象に対して詳しければ、詳しいほど犯し勝ちになります。

普通、自分がよく知らないことより、詳しく知っていることの方が説明が楽なように感じます。もちろん、ある意味、これは正しいことです。

例えば、あなたが、次の2つのテーマ「ギリシャ経済の現状」と「あなたの仕事」の説明をせよ、と命じられた場合、当然、よく知らない前者の説明は困難に感じるでしょう。

しかし、一方、あなたが詳しいはずの後者に関する説明にも、実は落し穴が待ち受けているのです。そのため、それはそれで難しいのです。その落し穴が、冒頭で述べた「省略過剰」なのです。

自分では詳しいと感じることに関する説明は、本人には説明が楽に感じます。しかし、これはあくまで説明者本人の自覚にすぎません。

その説明を聞いている聞き手は、「省略過剰」のため、「よく分からない」という印象を持つことが多いのです。つまり、結果としては、説明が巧くできていない、ということも多いのです。

ところで、自分が詳しいことを説明しようとするとき、なぜ、省略過剰気味になるかご存じでしょうか。しかも、説明者本人は、省略過剰になっている自覚を持てないまま説明を続けてしまうのです。

私のセミナーでは、この辺の心理メカニズムを解説し、あなたが説明上手になれるための様々なテクニックを紹介しています。

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by robocop307 | 2013-11-11 07:31 | メルマガ過去ログ  

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