どっちだろう？？？？

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最近、迷ってることは、この宇宙は因果応報というルールが支配しているのだろうか、そうではないのだろうか、という点です。

私は今までずっと因果応報が宇宙のルールだと信じていた派でした。

しかし、ミーハーで恐縮ですが、最近見た韓ドラの中で「この世は因果応報とは限らないわ。人生、人によって様々な運命が待ち受けているだけよ」とのセリフがあったのです。

因果応報という、つじつまが合う単純なルールがこの世を支配しているなど、子供じみたウブな発想なのかもしれません。

私は「天網恢恢疎にして漏らさず(読み：てんもうかいかいそにしてもらさず)」などの諺を信じて恐れていました。古いフランス映画『太陽がいっぱい』のラスト・シーンには、ぞっとしたことを覚えています。

英語にも似た諺"Heaven's vengeance is slow but sure."(天罰は遅いが必ずやってくる。)があるので、やはり、真理だからこそ国境を超えるのではないかなどと感じていました。

ですから、例えば、自分が現在、辛い目にあっているとしたら、それは、きっと自分の過去の誤った行動、言動で人に与えた苦しみがブーメランのように自分に返ってきている現象だと思っていました。

私がなんとなく感じている「人に苦しみを与えれば、それは必ず自分に返ってくる」という法則は、何かの宗教からの洗脳ではありません。自分自身の長い人生経験を巨視的に振り返ることによって確実に浮かび上がる法則です。

しかし、韓ドラで聞いたあの何気ないセリフのことが最近、気になっています。

因果応報などという発想はあまりにナイーヴで、サンタクロースの存在を信じるほど無邪気でセンチメンタルな発想なのかもしれません。などとも思い始めている今日この頃です。