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上のチェスの局面は白番です。白が必勝できる「次の一手」があります。黒を投了させる白の次の一手です。
将棋ファンの方には、チェスは「子供の遊び」に見えるそうですね。ですから、将棋ファンなら、下の青字表記のヒントを読まなくても、この簡単な「子供用クイズ」は、解くのに10秒もかからないはずです。
「必勝できる」とは、もちろん、チェックメイト(詰み)か、あるいは、相手の黒クィーンを奪うまでの強制的な手筋がある、ということです。つまり、チェスでは相手のキングを取ってもクィーンを取っても勝ち、とも言えます。
ですから、上のクイズで必勝の手筋を示す、とはキングかクィーンかどちらかを追い詰める手順を示せばよいことになります。
この点で、必ず敵の王様を詰む手順を示さなければならない詰将棋とは、ちょっと異なります。
チェスでは、相手側がクィーンを失って、自軍だけにクィーンが残った場合、「必勝」と言い切っていいほど高い確率で自軍が勝てます。
将棋同様、チェスでも大駒を「捨て駒」にしてチェックメイト(詰み)を勝ち取ることもよくあります。
しかし、そのような捨て駒の場合を除き、自分のクィーンを失うことが確定しただけで、上級者なら99%投了します。
持ち駒を使える将棋と違い、チェスでは盤面の駒損を挽回することが難しいからです。
将棋ファンの方には幼稚なクイズだと思いますので、下のヒントを読まなくとも、解答は瞬時に分かると思います。
■■■ 【ヒント】 ここから ■■■
白の1手目として、白のクィーンでf7の黒のルークを取ってチェック(王手)、というのは不正解です。続く白の4手目でチェックメイト(詰み)にできないからです。白の3手目のチェックに応戦する黒の3手目として、黒はクィーンをf8ではなく、e8に置くからです。結果として、白のルークがe8の黒クィーンを取ってチェックをかけても、黒のキングがf7から逃げてしまうからです。
■■■ ここまで ■■■■■■■■■
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クイズの解答は → こちら で確認できます。
あなたの思う白の一手目の駒をドラッグして実際に動かしてみてください。正解なら Solved! と表示され、不正解なら incorrect と表示されます。
正解なら、次の黒の対応次第で、黒キングを詰むか、または、黒クィーンを取ることができます。
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by robocop307 | 2017-03-05 09:26 | チェス

