やっと見てきました
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私はヘソ曲がりなので、話題になっている映画は通常、あまり見ません。特に、テレビ放映されるジブリ系をたまに自宅で見る以外、アニメを見るために映画館までわざわざ足を運ぶことはありません。
しかし、海外でも凄いヒットのようなので、とうとう好奇心の誘惑に負けて『君の名は。』を見てきました。やっと今頃です。遅すぎますね。
やはり、凄かったです。最後には感動までして目がウルウル状態でした。
日本人にとっては、すごくリアルな日常感!映像も美しいだけでなく実写を思わせるリアル感!ちょっとした風景でもキラキラと質感のある感動美!
壮大なSFスペクタクル!会えるか会えないかさえ分からず、全く先が読めないロマンスの展開!全部ギッシリと詰まってました!少なくとも、もう一度、映画館に行くか、発売されたら、ブルーレイを買います。
「時空の歪み」を扱うSFには必ずつきまとう矛盾もありますが、その矛盾さえも楽しめます。韓国映画のイルマーレを思い出し、久しぶりに見たくなりました。
これが日本の作品ということから、日本人としての誇りをもらえました。
普段、邦画やアニメを見る習慣がない人でも、SFファンには絶対にお勧めします。
この作品は中国を含む海外でも高く評価されています。唐突で妙な感想かもしれませんが、こうして日本文化が広く知られることは、結局、日本の安全に繋がります。
最近の報道で分かる通り、籠池さんとか、◯◯さんとか、◯◯さんとか、民間人の中にも政府の中にも、軍国懐古趣味の日本人は確かにいます。
しかし、このような映画によって、現代日本がそうした一部の人々とは無縁であることが世界に知られるでしょう。
抗日ドラマでしか日本を知らなかった中国の方がこの映画を見て、日本への印象が変わるかもしれません。
軍国懐古趣味が周辺国の日本に対する敵意を増すのと反対に、こうした映画は日本への敵意を和らげてくれるでしょう。
国防は、本来、軍事面、外交面を合わせた総合力の勝負のはずです。しかしながら、私の誤解かもしれませんが、軍国懐古趣味の方々は外交面に対する配慮が薄く、自国を却って危険にさらしているように見えます。
つまり、軍国懐古趣味の方々は、「愛国、愛国」と言いながら、母国を危険にさらしている点で、逆に愛国心が少し足りないように見えます。矛盾するように感じるのは私だけでしょうか。
母国の存続に命をかけて犠牲になられた多くの英霊の方々が守ろうとした日本。多くの英霊の方々の尊い犠牲の上に成り立っている日本。
そんな日本を再び危険にさらしている軍国懐古趣味の方々は、英霊の方々に対する感謝の気持ちが足りないのでは、とハラハラしてしまいます。英霊の方々に失礼なのでは、とハラハラしてしまいます。
そういう意味で、映画の感想としては、妙なまとめですが、やはり、文化は武器より強い!と、つくづく感じました。
ただ、だからと言って、私も武器の役割を否定する立場ではありません。文化よりは国防効果は小さいものの、軍事面でのしっかりとした戸締りも同時に必要でしょう。
国民主権での「戸締り」と国民主権を否定したい「軍国懐古趣味」とは、似て非なる全くの別物ですから。
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by robocop307 | 2017-03-12 21:28 | テレビ、映画評論