金庫がまた閉じそう・・
金庫の中身は金品ではなく、「他者を思いやる心」です。悪党を自認する私は、自分の中にそんな金庫があること自体を知りませんでした。
存在自体を知らなかったわけですから、その金庫は人間に対しては決して開くことはありません。
しかし、なぜか我が家のワンコだけは、私のその固い金庫をいとも簡単に開けてしまいました。
子犬として我が家にやってきたときから、ワンコはその金庫から私の「彼を慈しむ心」をずっと大量に引き出し続けてくれました。
きっと、最近の科学が言う愛情ホルモンのオキシトシンを私の対内で豊富に分泌させてくれていたのでしょう。
「癒される」とは、きっと科学的には「オキシトシンで満たされる」という意味なんでしょうね。
写真は我が家のワンコではありませんが、若い頃の彼にとても似ているので引用させていただきました。
悲しいかな、我が家では、この→【記事】のような臨終シーンが現在進行形です。日本全国でも同じことが進行中のご家庭は多いのでしょう。
チワワなのに、若い頃は体重が6Kgもあって、太らせ過ぎだと獣医さんによく叱られました。
しかし、現在は老衰のため、体重が半分の3Kgにも足りません。あばら骨が浮き上がっています。
自力歩行できなくなっていて、水を飲ますのも排便、排尿も、私たち家族が手助けしています。
しかし、昨晩から飲まず食わず、寝返りもせず、24時間以上ずっと寝た切りです。このまま逝ってしまうのでしょうか。
明日にでも彼が逝ってしまったら、私の金庫は、また固く閉ざされてしまいます。
人間に対してずっとそうだったように、また、一日24時間、ただの冷淡な男に戻るのでしょう。
オキシトシンの分泌も止まり、老化スピードが一気に早まるのかもしれません。
ウツだけには注意しようと思います。
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by robocop307 | 2017-06-06 21:55 | つぶやき